久松耳鼻咽喉科院長 逝去のお知らせ
令和2年9月17日
突然他界いたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し休診のご通知を謹んでご連絡申しあげます。
患者様へ
このたびは、亡き久松建一先生の急逝に伴い、多大なご迷惑をお掛けいたしましたことを、心よりお詫び申しあげます。
患者様におかれましては、下記の内容につきまして残された職員が一丸となりご案内してまいります。
①耳鼻咽喉科療域の方は、土浦の耳鼻咽喉科の九件のリスト、投薬のデータ。
②CPAP治療の方は、検査データ等、今後の転院のこと。
大変恐縮ではありますが10月いっぱい、下記の外来時間中にご来院くださいますよう、お願い申しあげます。
月曜・火曜 9:00~11:30
金曜 15:00~17:30
土曜 14:00~17:00
休院日は10月6日(火)、31日(土)です。
貴先生方
このたびは多大なるご迷惑をお掛けいたしますこと、誠に申し訳ございません。
故 久松建一逝去に伴い、当院の患者様が突然貴医院様、貴病院様へ受信なさるかもしれません。
残された職員一同必死の対応をしておりますが、現場は混乱を極めております。
礼儀にもとる対応しかできず、貴先生方の高潔な魂にお縋りするしかありません。
非礼の数々をお詫びするとともにご高診、ご高配たまわりますよう、心よりお願い申しあげます。
職員一同
当院は、耳鼻咽喉科・アレルギー科の最新の診療を専門の医師と患者さんとの共同作業によって診療効果を最短距離で得られるよう努力しております。
睡眠時無呼吸症候群・いびき 、花粉症・アレルギーなどでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
■2020年7月14日 夏季休診のお知らせ
簡易モニター、終夜睡眠ポリソムノグラフィーによる評価とファイバースコピーとCT、鼻腔通度検査を用いて最も効果的な治療戦略を立てています。
日帰りでコブレーションを用いるいびきや睡眠時無呼吸症候群の低侵襲手術を行っています。
保存的治療は口腔内装具(咬んで睡眠中に下顎を上顎よりも前方に突き出し舌根部のairwayを広くする装置、もう一つは経鼻的持続陽圧呼吸療法(nCPAP)があります。
nCPAPはいびきや昼間の眠気にも有効ですが、保険診療では適応基準があり、これは中等症以上の睡眠時無呼吸症項群(OSAS)しか使えません。したがって、OSAS以外のいびきや昼間の眠気で悩む方は大変多く、昼間の眠気は事故に繋がります。有名な大事故、例えばチェルノブイリの原発事故、スペースシャトルの爆破事故などが知られています。そこで有効な手術療法が必要になってきます。当センターでは2種類の手術療法を用い検討しています。
先ず、鼻から喉頭までの上咽頭のどこに問題があるのか検討します。鼻腔通気度(鼻腔抵抗)を測定して睡眠中の鼻通気の参考にします。
鼻腔抵抗が大きければ、
1)鼻の手術(鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術、後鼻神経切除術を複合)
鼻腔抵抗が小さく、口腔咽頭が狭い(口蓋垂が見えない:軟口蓋下垂)ときは、
2)コブレーションを用いる口蓋垂・軟口蓋・咽頭形成術
をおこないます。
コブレーションはレーザーとは異なり軟部組織をablation(減量)と潰れ難くできるのが特徴です。
ポリソムノグラフィーで睡眠中の呼吸状態(無呼吸、低呼吸、いびき、動脈血酸素飽和度など)を測定参考にします。
当センターでは、日帰り手術で低侵襲手術のコブレーションcoblationを用いた新しい方法で行っています。
コブレーションcoblationは、術中、術後の痛み、出血、瘢痕形成の恐れが無い優れた低温高周波治療法です。
診療内容ページの“コブレーション”をお読みください。
当院で開発した新しい複合鼻科手術も、いびきの改善に有効です。
のどのコブレーション手術は手術の進行状況をお見せしながら1時間以内に終わります。会話、食事も可能です。声は変わりません。
当センターでは、第三者による手術の前の周囲に迷惑なほどのいびきを10として、術後の評価で5以下を有効とした場合、複合鼻科手術のいびきに対する有効率は60/70例で86%でした。
これは、この手術の睡眠中に生じる咽頭陰圧を軽減する効果によるものです。
従来の鼻の手術は、無呼吸に対する効果はないと云われています。
これは睡眠中の咽頭陰圧軽減効果がないためと考えられます。
睡眠中の呼吸停止と昼間の眠気が特徴です。
しばしば激しいいびきを伴います。 睡眠1時間あたりの無呼吸回数が5以上、または無呼吸と低呼吸回数の合計が10以上の場合を、睡眠時無呼吸症候群sleep apnea syndrome (SAS)と診断されます。確定診断には終夜睡眠ポリグラフ検査(ポリグラフィー)が必要です。 10秒以上続く呼吸停止を無呼吸、
10秒以上続く鼻空気流量の50%以下への減少を低呼吸と云います。 高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病、肥満、心臓血管障害、脳血管障害などの合併も少なく ありません。
睡眠時無呼吸症候群を、閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群sleep apnea hypopnea syndrome (OSAHS)と呼ぶことがあります。この方が呼び方としては正確で正しいと思います。
患者さん自身は昼間の眠気、起床時の頭痛、易疲労感など以外には先の合併症を指摘されるのみで、睡眠中の呼吸障害を自覚できないのがこの疾患の恐ろしいところです。
花粉症に対して薬物量法(内服薬、点鼻薬、点眼薬など)、減感作療法、のほかに、現在の鼻の症状が激しくて悩んでいる方には、約10~15分のコブレーション手術によって症状から開放されます。
手術は予約が必要です。→News & Topicsをご覧ください。