睡眠時無呼吸症候群・いびき、花粉症・アレルギーの手術を含めた最新治療を。

久松耳鼻咽喉科医院 土浦いびき・睡眠時呼吸障害センター
久松耳鼻咽喉科医院
土浦いびき・睡眠時呼吸障害センター

〒300-0043 茨城県 土浦市 中央2-4-21
TEL/FAX:029-821-6002
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睡眠時無呼吸症候群・いびき

 

いびきとは?

睡眠中に上気道(鼻腔、咽頭)を空気が通過する時におもに軟口蓋、口蓋垂などが振動して生じます。いびきに睡眠時の呼吸障害を伴わない単純いびき症と呼吸障害を伴う場合があります。 後者には睡眠時無呼吸症候群が含まれます。保険診療ではいびきに対する軟口蓋形成術があります。 当院では日帰り手術で低侵襲手術のコブレーションcoblationを用いた新しい方法で行っています。コブレーションcoblationは術中、術後の痛み、出血、瘢痕形成の恐れが無い最も優れた低温高周波治療法です。診療内容の“コブレーション”をお読みください。当院で開発した新しい鼻腔整形術もいびきの改善に有効です。



睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠中の呼吸停止と昼間の眠気が特徴です。しばしば激しいいびきを伴います。睡眠1時間あたりの無呼吸回数が5以上、または無呼吸と低呼吸回数の合計が10以上の場合を睡眠時無呼吸症候群sleep apnea syndrome (SAS)と診断されます。確定診断には終夜睡眠ポリグラフ検査(ポリグラフィー)が必要です。 10秒以上続く呼吸停止を無呼吸、10秒以上続く鼻空気流量の50%以下への減少を低呼吸と云います。高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病、肥満、心臓血管障害、脳血管障害などの合併も少なくありません。
睡眠時無呼吸症候群を閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群sleep apnea hypopnea syndrome (OSAHS)と呼ぶことがあります。この方が呼び方としては正確で正しいと思います。
患者さん自身は昼間の眠気、起床時の頭痛、易疲労感など以外には先の合併症を指摘されるのみで、睡眠中の呼吸障害を自覚できないのがこの疾患の恐ろしいところです。



鼻詰まり(鼻閉)とは?

鼻が詰まる原因は鼻の構造に異常がある場合(鼻中隔彎曲症、鼻甲介骨の形態異常)や粘膜の炎症による腫脹、副鼻腔炎による鼻ポリープ、鼻の腫瘍などが主なものです。鼻の通りが悪い(鼻腔抵抗が大きい)と睡眠中に呼吸障害が起り易くなります。上気道(鼻腔、咽頭)の陰圧が大きくなるからです。水鉄砲の吸い口に相当するのが鼻で、本体部分が咽頭と考えれば、理解し易いでしょう。水鉄砲と異なって咽頭は柔らかで潰れ(無呼吸)たり狭窄状態(低呼吸)になり易いのです口呼吸は舌が落ち込んで咽頭を塞ぎ易くします。昼間の眠気の強い方で睡眠呼吸検査上呼吸障害が軽いか検出出来ない場合は、上気道抵抗症候群と呼ばれる疾患の可能性が高い。この場合は睡眠中に無意識の努力によって呼吸障害を防いでいますが、睡眠が障害されて強い昼間の眠気が継続します。 鼻や咽頭の手術によって昼間の眠気は改善されます。鼻のCTスキャンや鼻腔抵抗を測定して客観的に評価しています。当院の鼻の手術は単に鼻の通りを良くするだけでなく、睡眠中の呼吸障害、継続する昼間の強い眠気いびきをも改善するために開発した手術(鼻腔整形術)です。この手術は1泊2日の入院で可能です。



いびき・睡眠時無呼吸症候群の診療

いびきや閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は上気道(鼻や咽頭)に責任部位があります。当院では簡易モニターによるいびき・睡眠時呼吸の評価、終夜睡眠ポリソムノグラフィー(PSG)による精密検査とファイバースコーピーとCT(computed tomography)鼻腔通気度検査による鼻副鼻膣、咽頭の評価を行い手術療法を含めた最も効果的な治療戦略を立てます。
体重減量、CPAP、口腔内装具、手術療法などを駆使したいわゆる集学的治療で効果を挙げています。経鼻的持続陽圧呼吸療法 nasal continuous positive airway pressure(nasal CPAP) が第一選択ですが、鼻腔の抵抗が高い(鼻の通りが良くない)とCPAP療法が困難なので、鼻の治療が必要です。鼻腔の抵抗が高いと鼻で空気を吸う時に咽頭は過度の陰圧になり、咽頭腔はつぶれ易く、軟組織のみの軟口蓋は容易に咽頭後壁に吸い寄せられ接近(低呼吸hypopnea)ないし閉塞 (無呼吸apnea) することになる。 また、睡眠中の口呼吸は舌が落ち込んで咽頭を狭窄、閉塞、いびきの原因にもなります。 いびきやOSASに対する手術療法は、睡眠時に生じるこれらの異常現象を解決することを目標にしています。当院ではコブレーションcoblation を用いた低侵襲手術と鼻腔整形術(鼻中隔と両側の下鼻甲介を調節時には中鼻甲介を切除して鼻腔の通気性を確実に確保します)で対応しています。 この鼻腔の手術は粘膜を犠牲にすることのない優れた手術です。 当院ではアレルギー性鼻炎や花粉症に対してもこの鼻腔整形術で成果を挙げています。

当院(センター)におけるいびきに対する対応につい説明します
 
  先ず簡易睡眠時呼吸検査で、3つのセンサーを用い鼻呼吸によるair flow(空気の流れ)、気管音(いびき)、動脈血酸素飽和度(指)を一晩中記録します。このページのおわりの“簡易睡眠時呼吸検査について”をお読みください。
  いびきは家庭内不和の原因になるので程度によっては治療すべきです。
 
A. 睡眠時呼吸障害を伴わないいびき(単純いびき症)の治療は
  @ 口内装具(スリープスプリント):歯科的治療です。
  A 鼻腔整形術*、コブレーションを用いるのどの手術(cobUPPP*、口蓋扁桃が肥大している場合はcobUPPPと同時に口蓋扁桃のコブレーションを行い扁桃を縮小させのどを開大します。 鼻腔整形術で鼻腔通気(鼻の通り)は確実によくなります。
    * 手術についてをお読みください。 
 
B. 睡眠時呼吸障害を伴ういびきに対しては、無呼吸・低呼吸指数(AHI)が20以上(睡眠時無呼吸症候群)の場合はCPAP療法の適応になります。これによって呼吸障害といびきはかなり解決されます。鼻腔通気(鼻の通り)の悪い方は、CPAP療法の困難な場合があり、鼻腔整形術の適応です。 AHIが20未満の場合はAの@またはAとなります。
 
C. 睡眠時呼吸障害を伴ういびきでに対しては、無呼吸・低呼吸指数(AHI)が20以下の場合で昼間から鼻の詰まりを感じている方、鼻に問題がある方は、鼻腔通気度を確実に改善する鼻の手術(鼻腔整形術)が必要です。 しかし、のどに問題がある:口蓋扁桃が肥大している、のどちんこ(口蓋垂)が大きかったり長い、その両脇の粘膜が水掻き状になっている場合は、AのAと同じです。 鼻呼吸が改善されてもいびきが続く場合は、cobUPPPの日帰り手術を考慮します。 主な振動体となる軟口蓋の形、硬さ、厚みなどの質的改善を目的にcobUPPPを行います。

肥満の方は体重の減量も効果があります。軽症のSASにはCPAP療法は保険の適応がありませんが、検査の上、医師が歯科医師に口腔内装置の作成を依頼すれば保険適応となります。この他に手術療法もあります。単独の治療法で効果が上がらない場合には複数の治療法を組み合わせることもあります。それぞれの患者さんに合ったSASの治療戦略を医師と共に立てる必要があります。
手術療法は、保存的治療が行なえないか、効果不充分な場合や患者さんの希望される場合に行ないます。基本的には鼻腔、咽頭(上気道)を一体として考え手術戦略を立てています。手術の目標は睡眠時の酸素欠乏状態からの脱出です。それまでは保存的治療を行ないます。鼻腔に異常のない場合のいびきの手術は軟口蓋のコブレーションcoblation を用いる低侵襲手術の軟口蓋形成術(cobUPPP:coblation assisted uvulopalatopharyngoplasty)を行います。出血無く、疼痛はきわめて軽度で日帰り手術が可能です。瘢痕形成による咽頭狭窄の恐れがあるのでレーザー手術は行なっていません。従来の口腔咽頭の手術と同様にレーザー手術は口蓋垂軟口蓋咽頭の形態を修正して咽頭を広げることを目的にしています。これまでの論文発表ではコブレーションcoblation 手術の痛みはレーザー手術より軽いと報告されています。
コブレーション手術は形態の修正のみならず電極を刺入して軟部組織の内部蛋白を凝固し吸収により容積を減量が可能な点が従来の手術では不可能であり大きな進歩です。口蓋扁桃や舌なども切開せず出血も無く減量出来るので低侵襲手術です。局所麻酔が切れれば、食事も可能です。花粉症、アレルギー性鼻炎などの腫脹した下鼻甲介に適応すれば術後のカサブタ無しに鼻閉から開放されます。無論、鼻腔整形術の方が長期的には望ましく確実です。


いびき、低呼吸、無呼吸について

いびきは空気が呼吸によって鼻から咽頭を通過するときに局所の組織が振動して生じます。睡眠中に咽頭が狭窄状態になるのが原因です。10秒以上続く呼吸停止を無呼吸apnea、10秒以上続く空気流量の50%以下の状態を低呼吸hypopneaと定義されています。睡眠中の口呼吸時には舌が沈下して、いびき、無呼吸や低呼吸を起し易くします。したがって鼻疾患は無視できません。“はなずまり”だけの問題ではないのです。
ポリソムノグラフィー(PSG)によって正確に睡眠時間が測定されます。睡眠60分当りの無呼吸の回数をapnea index(AI)と呼びます。同様に睡眠60分当りの低呼吸の回数をhypopnea index(HI)、両者を合算したものを無呼吸低呼吸指数(AHI)と呼びます。 

いびき、低呼吸、無呼吸についてAIが5以上、またはAHIが10以上の場合を
睡眠時無呼吸症候群 sleep apnea syndrome (SAS)と診断されます。
SASは閉塞性無呼吸症候群obstructive sleep apnea syndrome (OSAS)または閉塞性無呼吸低呼吸症候群obstructive sleep apnea hypopnea syndrome (OSAHS)と正確に呼ぶこともあります。これらは同じ病気です。

睡眠時無呼吸症候群 sleep apnea syndrome (SAS)
は睡眠中に酸素欠乏状態から心臓、血管に負担を掛け続け、また、インスリンや成長ホルモンの分泌も抑制することが知られています。
血管内血液の凝固し易く、溶け難い状態になるとの報告もあることから、血栓形成、ひいては心筋梗塞や脳梗塞になり易いことも推測されます。

睡眠中に行なうポリソムノグラヒィーの簡易型モニター検査とPSG(精密検査)の決定的に異なる点はPSGでは簡易型の測定項目以外に脳波、心電図、胸部、腹部の動き、眼球運動、オトガイ筋の筋電図、脚の筋肉の筋電図などを測定して、睡眠の状態(REM, NON-REM, 睡眠深度)の解析、睡眠時呼吸障害、睡眠障害を起す疾患の鑑別が行なえる事です。 睡眠中の体位ごとの呼吸障害なども解析されます。 簡易型では検査中の睡眠時間、覚醒時間を区別が出来ません。 無呼吸低呼吸指数(1時間当りの回数)が少なく算出される可能性があります。



いびき・睡眠時無呼吸症候群の問題点

いびき・睡眠時無呼吸症候群 sleep apnea syndrome (SAS)は上気道(鼻、咽頭)に原因があります。この疾患の問題点は、病気の重大さを患者さん自身が自覚しないことです。覚醒時に自覚される症状は、昼間のねむけ、倦怠感、頭痛などですが、患者さんは軽く考えていて、高血圧、高脂血症、糖尿病などの疾患を診断されてからはじめて病気を認識する、ただし睡眠時の呼吸障害を知らず、また、気にする事もない方が多い。家族や友人から異常に大きないびきや睡眠中の呼吸停止(無呼吸)を指摘されて受診される方がほとんどです。無治療の場合、睡眠中の無呼吸数が60分間に20以上の患者さんの生命予後は5年後で86%、8年後で63%と報告されています。死因は心疾患、脳循環障害です。

この病気の特徴である睡眠中の低酸素状態、高炭酸ガス血症が引き起こすさまざまな病的状態が知られています。生活習慣病などと云われていた高血圧、高脂血症、糖尿病などの疾患もメタボリックシンドロム(内臓脂肪症候群)という概念に包含されるようになっていますが、最近では睡眠時無呼吸症候群 sleep apnea syndrome (SAS)の患者さんの49.5%がメタボリックシンドロームを合併していると報告されています(日本睡眠学会第31回定期学術集会2006)。
このシンドロームの上流に睡眠時呼吸障害による低酸素血症、高炭酸ガス血症が存在することが容易に推測されます。

いびき・睡眠時無呼吸症候群 sleep apnea syndrome (SAS)
の患者さんの中には鼻に問題のある方が少なくありません。 鼻がつまる、鼻閉という症状は覚醒時に自覚され、しばしば、慣れが生じて自覚されないこともあります。鼻閉は鼻腔の構造異常や炎症による粘膜腫脹や分泌物によって鼻腔の通気度が減少(鼻腔抵抗が増大)するのが原因です。


いびき・睡眠時無呼吸の治療を希望される方へ:なぜこのような現象が睡眠時に起こるのでしょうか?

われわれは、呼吸をして生きています。覚醒時の呼吸の状態は睡眠中にさまざまな原因によって変化します。多くは上気道(鼻腔、咽頭、口腔など)に問題が生じます。次のようなことが関与しています。 

@  脳からの指令: 覚醒時には、脳からの指令によって咽頭開大筋が働いていびき、無呼吸は起こりませんが、脳からの指令が弱くなったり、途絶えるといびき・睡眠時無呼吸が起こり易くなります。就寝前の飲酒は避ける方が良い。
A 口蓋や舌の状態: 昼間の目が覚めている時と異なり、睡眠中の体位は軟口蓋や舌が重力の影響を受け易い状態になります。軟口蓋の厚み、睡眠中の軟口蓋の緊張の度合、形も大いに関係します。口呼吸時には舌は落ち込んで軟口蓋を圧迫します。
小さな下顎や異常に大きい舌は、問題になります。
B 鼻腔の状態: 鼻腔の空気の流れが悪いと、吸気時に咽頭は陰圧になり狭くなり易い。鼻中隔彎曲、下鼻甲介粘膜肥厚、骨の形態異常はCPAP療法の障害になることがあります。 
C 扁桃(咽頭扁桃、口蓋扁桃、舌根扁桃)が大きいとその分、咽頭が狭くなります。 
D 肥満の人は、空気の必要量が大きい。また、横隔膜が腹部から胸部の方に圧迫挙上されています。吸気の流量が大きいために、咽頭の陰圧が増大し易い。また、咽頭に脂肪が沈着して狭くなっていることもこれに関っています。体重の減量が効果的です。

以上のことを考えながら治療戦略を立てます。 
当院の治療法には次のものがあります。

A. 保存的: @体重減量、A経鼻的持続陽圧呼吸療法 CPAP*、B歯科的口腔内装具など
B. 手術的: @鼻腔形整手術:鼻中隔矯正術および粘膜下下鼻甲介骨切除術の組み合わせ)、A低侵襲低温高周波(コブレーション)を用いた最新の咽頭形成手術CoUPPP(coblation assisted upper airway procedure)です。
最終的に睡眠中の気道airwayを拡大します。昼間も睡眠中も楽な呼吸を可能にします。睡眠中に循環器に悪影響を与え続ける酸欠状態からの脱出を目指しています。 

*経鼻的持続陽圧呼吸療法CPAP(continuous positive airway pressure)療法は殆どの症例に適応できる優れた治療法です。Bの鼻腔の状態によっては継続が困難で、鼻腔の治療が必要となる場合があります。鼻腔の正常化はいびき・睡眠時無呼吸の保存的、手術的治療にたいへん重要な役割をはたします。残念ながら現在のところこれらの睡眠中の異常現象を薬で治すことは出来ません。 
 
*手術的治療について
優れた機器の開発と手技の進歩により手術療法は大きく進歩しました。従来行われてきた口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)と比較してコブレーション手術が優れている点は、侵襲が小さく、出血がない、瘢痕形成が少ない、痛みが軽度で、日帰り手術が可能、などがあります。従来の手術では困難な局所の組織を減量、硬化させることが低侵襲で可能になった点が大きな進歩です。コブレーション手術は咽頭開大を目的とする手術に適しています。
手術の目的は、@正常な鼻呼吸(充分な鼻腔通気度)を確保して睡眠中の咽頭を陰圧状態になり難い状態にすることACPAP療法を容易にすること。B陰圧になっても無呼吸を起こし難くする。Cいびきをかき難くするのが目標です。 このためには先に挙げた項目が重要です。全ての項目の一挙解決が難しい場合は、それまでCPAPを行いながら、あせらず、段階的に術後の経過をみながら解決するのが合理的であり、新しい手術療法の特徴でもあります。

コブレーションcoblation を用いたいびき・睡眠時無呼吸症候群の手術coblation assisted upper airway procedure(CAUP)はヨーロッパで多くの実績があり、数年前に日本に導入されましたが、日本人向けにわたくしが改良した最新の手術です。わたくしたちのCAUPの成果はH19年11月9日に日本睡眠学会(京王プラザ)で発表しました。 新しいCAUPは鼻の手術と咽頭の手術の組み合わせで、のどの手術をcoblation assisted UPPP (cobUPPP)と呼び原法と区別することにしました。鼻中隔と下鼻甲介の骨、軟骨を操作して確実な鼻腔整形を行い、鼻腔の通気度を確保します。この点がCAUP原法と大きく異なる点です。これら鼻の手術、咽頭の手術については、可能な限り術中、術後の苦痛を軽くするよう工夫しています。ちなみに、鼻の手術は最短1泊2日で可能です。咽頭の手術cobUPPPは日帰り手術で可能です。この手術は局所麻酔で行い約1〜1.5時間で終了します。 終了後は麻酔がさめれば食事が可能です。 発声や会話も可能です。 一般に、疼痛は軽く、鎮痛剤を用いれば自発痛は殆ど無く、嚥下痛は、7〜14日で無くなります。 術後の再診は7日以内に1回、その後は2〜4週間に1回です。 約3ヶ月後に簡易PSGで手術効果の評価を行います。 

 


いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療


いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療当院のいびき・睡眠時無呼吸症候群 sleep apnea syndrome (SAS)の治療方針
1. 保存的治療(CPAP、体重減量、口腔内装具など)を優先する。
2. 単純いびき症に対して軟口蓋形成術にはコブレーションcoblationを用いる、新しい咽頭開大手術(低侵襲手術 cobUPPP*)をおこなう。
3. 保存的集学的治療(組み合わせ治療)を行なう。
4. 保存的集学的治療で対応不可の場合または患者希望の場合は外科的治療を考慮する。
5. 外科的治療は、低侵襲手術cobUPPP*を優先する。
6. 鼻疾患を有する場合には先ず鼻科的手術をおこなう。鼻腔通気度の十分で確実な改善を考慮した術式(鼻腔整形術*)を選択する。
7. 鼻科的手術で効果不充分の場合には軟口蓋の手術 cobUPPP*を行なう。 扁桃肥大に対してコブレーションcoblationまたは口蓋扁桃摘出術を行なう。
8 上の手術により効果不充分の場合は、coblationを行い、舌・舌根部の容量を減少させる。


簡易睡眠時呼吸機能検査について

いびきや睡眠時呼吸障害の診療に不可欠な検査です。
当センターでは、この簡易PSGの長所を活かして3晩の連続検査を行っています。測定機器を貸し出して患者さんご自分で指(動脈血の酸素飽和度測定)、鼻(空気流量測定)、のど(いびきの記録)にセンサーを装着して検査していただきます。この機器に記録されたデーターをコンピューターで解析します。マイクロホン式センサーを用いていびきが良好に記録されます。睡眠時呼吸障害の有無、いびきの状態などをcheckします。このデーターで睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合に更に精密な入院検査(ポリソムノグラフィーPSG)が必要です。単純いびき症の疑われる方にも適しています。

記録の一例を示します。 (チェスト社のアプノモニター・ミニを使用)
図a 図b
A B
 
図c  
C  

睡眠時呼吸障害を伴ったいびき症です。Aは術前、BはcobUPPP術後、Cは鼻腔整形術を追加した結果です。 呼吸障害、脱酸素飽和度、いびきの改善が明らかです。
 

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